WordPressの祭典、WordCamp関西2014に行ってきました

私は一人でふらふらと旅行するのがわりと好きなのですが、子どもが生まれてから10年、そんなことはほとんどできませんでした。今回はものすごく久しぶりの一人旅。大阪に行くのは生まれて初めて!
今回WordCamp関西が行なわれた場所は、最近再開発が進んでいる地区らしく、想像以上にオシャレで華やかな街です。

タイムテーブルはこちら

まずはアンカンファレンスに参加

アンカンファレンスとは、参加者が数人のグループに分かれてディスカッションする形式で、議論を深めて行く場のことです。

4〜5人がお互いに意見を出し合う

WordPressの勉強方法について話すグループ、テーマについて話すグループ、その他もろもろについて話すグループの3つに分かれました。
私は、普段どんなテーマを使っているかについていろいろ話すグループに参加。
テーマを作るとき、有料テーマを買うかどうかという話など。
話し合っていた人の中には、自作のテーマを販売してみたい、と思っている方がいて、どういう方法がいいのかについてみんなでディスカッションしました。

アンカンファレンス大質問大会

午前中に、来場者が普段疑問に思っていることや現在困っている事などを質問用紙に書いて、提出してありました。それらの質問用紙が、午後の質問タイムではホワイトボードにたくさん貼られています。
司会2人の進行により、質問が読み上げられ、その場にいるスタッフや来場者の中で答えられる人が答える。自分はこういう風にやっている、という意見がいろんな角度からの視点で語られて興味深かったです。

私が書いた質問は、、、実のところ普段お客さんにWordPressの保守管理サポートをすすめても、なかなか理解が得られないことがあり、「もしかして私の提示している金額って高いのかな?」と思っていたので、「ぶっちゃけ、いくらで保守管理を請け負っていますか?」というちょっと聞きにくい質問をしてみました。
2人の方が具体的に答えてくださったことを参考にする限りでは、結果的には自分の提示額が、そんなに世間一般とかけ離れているわけではないことがわかったので(どこまでを保守管理の範囲にするにもよりますが)、やはりクライアントへの説明の仕方次第なんだな、、、と思いました。

次に、講義形式で行なわれるセッションに参加

WordPressでサイトを構築する際の注意点と安全なコードの書き方

つづいて森川琢磨さんのセッション。
セキュリティについては技術的に難しい知識が広範囲に必要になります。
気軽に手を出してはいけない。いざという時は専門の人に任せよう、というお話でした。

「特にカスタマイズするときにechoが出てきたら、注意すべき。」

echoがあるところにはサニタイズ(データの無害化)が必要で、テンプレートタグでは、サニタイズがちゃんとあらかじめ考慮されて作られている。テンプレートタグを使おう、というのは単に手軽に実装できるからというだけでなく、知識のある人が安全なコードを使うことができるからなんですね。

session

WordPressで制作までまるっとHAPPY!フリーランスママの愛されディレクション

あいみさんは5歳と0歳のお子さんを子育て中のWebデザイナー。WordPressの構築をバリバリこなすフリーランスママです。
私は前から彼女のブログを読んでいたので、このセッションを楽しみにしていました。
会場は満席状態。やはり女性の参加者が多かったです。
制作フローについてと、育児と仕事の両立についてが主なテーマでした。私はすでに子どもは小学生になりましたが、共感できる部分が多々ありました。これから出産しても仕事をしたい、と考えている女性制作者さんたちにとって、具体的に将来をイメージすることができる内容だったと思います!

ユーザーにやさしい管理画面をつくるためにテーマ制作者ができること

管理画面のカスタマイズって、実際のところなかなか手が回らないんですが、投稿者が使いやすい画面設計で納品するのって大事だよねー、と改めて感じました。

このセッションを担当した深沢幸治郎さんは、JUSOコワーキングの運営者さんで、懇親会ではなんとDJをやっていました!てっきりプロのDJさんかと思っていたのに、後からそのことを聞いて本当にびっくりしました。多才なんですね〜

2日目はコントリビューターデイ

WordPressはオープンソースなので、世界中のボランティアがコントリビュート(貢献)することで発展してきたソフトウェアです。英語版しかなかったWordPressを日本語に翻訳するのも、日本人の翻訳チームがボランティアで行なっています。
この日は、Codexを翻訳したり、プラグインやテーマを翻訳したり、フォーラムに寄せられた質問に対して回答したりすることで、少しでもコミュニティに貢献しましょう、という趣旨で行なわれました。

私はプラグインの翻訳をしている途中で、クライアントからの連絡が入ったので、自分のテーマを作る作業をもくもくとすることになってしまいましたが、他のテーブルでは「ここはどうやるの?」「これ、知らなかったー」「勉強になる!」という声が、あちこちから聞こえてきました。

近くに座っていた人と一緒にお昼ご飯を食べに行ったりもして、新たな出会いもあった2日目でした。

まとめ

去年のWordCamp東京では、私はスタッフでWordPressカルタの部屋にずっといたため、セッションを見る事があまりできなかったことを残念に思っていました。でも今回の大阪では見たいセッションにじっくり参加できて、本当に満足しました!

懇親会は巨大なクラブを貸し切って、大盛り上がりのLT大会。WordPressコミュニティの勢いは本当にすごいですね。

10月11日に行なわれるWordCamp東京の準備も、これから着々とすすめていきます。私はセッション班で、これからどんな内容のセッションを組むか、誰に登壇してもらうのか、等をスタッフで話し合っていく予定です。

WordCamp東京のサイトでは、今年もボランティアスタッフを募集しています!
あなたもWordPressのムーブメントに、参加してみませんか?

granfront

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