
【書評】WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書
毎日暑い日が続きますね。。。
皆さん、熱中症対策はちゃんとされていますか?
WP-Eたまご こと、@makiko_olです!
今回、勉強させていただいた本は「WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書 (Webデザイナー養成講座)」。
実は7月に行われたWordBench東京に参加した時に、こちらの書籍の著者であります、中島真洋さんとお話をさせていただく機会があり、この本を読む機会をいただきました。
中島さん、ありがとうございます!
本書の構成
Chapter1 WordPressの準備と基本設定
Chapter2 基本的なテーマを作成する
Chapter3 プラグインを利用する
Chapter4 Webサイトを拡張する
Chapter5 投稿タイプ・フィールド・タクソノミーをカスタマイズする
Chapter6 管理画面と投稿画面をカスタマイズする
Chapter7 高度な機能を活用する
Chapter8 ショートコード・関数・プラグインを作成する
Chapter9 WordPressを効率的に運用する
今の私には必要な1冊でした
今現在の私のスペック。
- HTML・CSSを使ってWebサイトを作ったことがある
- WordPressを複数名で使用・管理したことがある
- ローカル環境下でのWordPressの構築方法を知っている
- 既存のWordPressのテーマをカスタマイズしたことがある
- 既存のWordPressのプラグインをインストールして利用したことがある
- テーマ作成の基本をハンズオンで学習したことがある
そして既存のテーマを使用してですが、友人のお店のWebサイトをWordPressで作成したばかりのタイミングが今でした。
今回、そのような機会があり、クライアントからの依頼は個人で使用してきたWordPressの利用方法にプラスのスキルが必要だということを切実に感じたのです……。
今回、こちらの書籍に目を通していくと、「あー、この機能を知っていれば……」「あー、こうやって作成したかった……」そんな風に思えることが多数ありました……汗
WordPressを利用したクライアントワークに必要な情報が満載だったのです!
クライアントワークでの要望が多い機能が満載!
全編を通して、「ホテル・技評リゾート石垣島」のサイト制作を行い、効率的に運用を進めていく流れになっています。
Chapter1では準備と基本設定
WordPressのインストールから管理画面の説明、記事の投稿などの基本部分が記載。
この時点で、クライアントワークに必要な知識として、WordPressの権限があります。
Chapter2では基本的なテーマ作成
テーマを作成するにあたって知っておかなければならないテンプレートファイルとテンプレート階層についてもしっかり記載されています。使用されるテンプレートタグの説明もしっかり、随時、テンプレート階層も参考になります。
ここではテンプレートパーツとして、ヘッダー・フッター・サイドバーを共有パーツとして管理。WordPressの条件分岐やループも使うのでPHPを使うことになりますが、丁寧な説明で作業をしていく上では問題なく進めることができます。
- 個別記事の作成
- 記事の一覧ページの作成
- 固定ページの作成
- グローバルナビゲーションの作成
この章は本当に盛りだくさん。ただこの章を乗り越えると、テーマを完成させるのに必要なスキルを身につけることが可能です。
Chapter3からは便利なプラグインを紹介
さらなる機能が必要な時にとても便利なプラグイン。
ただ、あまりにも量が多かったり、Webサイトでも多数紹介されているので、どれを使っていいか、何が安全か気をつける必要がありますよね。
この書籍で紹介されているプラグインはすべてが、高評価また新しいWordPressのバージョンにも対応しているものばかりで、とても参考になると思ったが、良いところのひとつとも感じました。
- パンくずリストの作成
- メールフォームの作成
- ページナビゲーションの作成
すべてが最近のWebサイトでは必ずといっていいほど、用意されている機能ですよね。
プラグインの紹介だけではなく、こまかな設定までもが記載されているので、これを参考にすぐ活用することができます。
Chapter4・5はクライアントの声に応えることができる拡張
Chapter4では、用意されているテンプレートファイルを複製し、5つの拡張作業を進め、管理画面やPHPファイルに直接触れていきます。
Chapter5では自分で新しい投稿型を作成できる内容。
クライアント側で更新作業をしたい時に、希望に沿った内容を簡単に更新できるよう独自の投稿画面を作成するのです。
この章の拡張を覚えると、より独自のテーマを作り上げることができるようになるし、お客様の声に応えることもできるのではないでしょうか。
またChapter2で作成した共通パーツに何度も触れていくので、復習の章にもなっていました。
Chapter6〜9にはさらなる便利なプラグインが満載
- 管理画面のロゴを企業ロゴに変える
- カテゴリーを使いやすいようにする
- 権限に応じて管理画面をカスタマイズ
- SEO対策
- ソーシャル機能を使用
- スマホ対応
- 効率的な運用
- Webサイトのセキュリティ
- Webサイトの高速化
ちょっとしたおもてなし的な内容もあれば、とても必要な機能まで、本当にかゆいところまで手が届くようなプラグインを複数紹介されています。
ちょっと気をつける点
WordPressに触れている方はよくわかるかと思いますが、WordPressはある意味、生モノです(笑)
新しい機能や修正などが入り、細かなバージョンアップが行われます。
この書籍内でも作業をしていて、同じように作業ができない点も時が経てば出てくるでしょう。
6月に出版となったこちらの書籍では2点ほど注意する点をみつけてしまいまして、、直接、著者の方に確認することもできたので、こっそりお知らせ。
- テーマの更新はスルーしてOK
- プラグイン「WordPress SEO by Yoast」の名前が「Yoast SEO」に変わっている?
今回使用しているテーマは著者の方が用意したテーマ「Hotel」なのですが、こちらと同様のテーマ名を持つものが反応して、テーマの更新を進められます。しかし、こちらはまったく別なテーマとなるので、こちらの更新作業は行わないでもいいとのこと。
もうひとつは書籍内で使用しているプラグイン。その他のプラグインは名前も変わらず、機能も変わらずで問題ないのですが、1つだけバージョンアップされたようで、プラグイン名や表示される画像が変わっていました。
オープンソースのWordPress、生モノですので、時間が経つと他にも変更箇所が出てくるかもしれませんので、お気をつけください。
まとめ
WordPressのデザイン教科書という位置付けで出版されたこの書籍。
もう少し早く出版していて欲しかった。。というのが私の感想です(笑)
個人でWordPressを利用する時にも役に立ちますが、WordPress初心者の方が、クライアントに依頼された際に、参考にするのに本当に便利な1冊です。
現在、Amazonでのレビューでもオール星5つ。評価も大変高い、1冊となっています。
- これから人に頼まれてWordPressでWebサイトを構築する
- 現在WordPressで仕事をしているが、不安
- もっとお客さまに良い提案をしたい
そう思う方は、ぜひ、こちらの書籍、手に取ってみてはいかがでしょうか?
WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書 (Webデザイナー養成講座)
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