
【書評】演習で力がつく HTML/CSSコーディングの教科書
みなさま、お久しぶりです!
WP-Eたまご こと、@makiko_olです!
最近、Bootstrapを使ってWebデザインをする機会が増えたので、改めてHTMLやCSSの復習をしようと、色々と書籍を探しておりました。そんなときに、「演習で力がつく HTML/CSSコーディングの教科書」が新しく出版、こちらを学習したので、書評を書かせていただきます!
本書の構成
第1章 イントロダクション
第2章 HTMLの基本を学ぶ
第3章 CSSの基本を学ぶ
第4章 2段組のページを作る
第5章 テーブルを作る
第6章 フォームを作る
基礎の基礎からしっかり身につけられる
今回、私がこちらの本を手にした理由は以下の点がポイントでした。
- 基礎からしっかりと見直したい
- 手を動かしながら身につけたい
その2点にこちらの書籍はぴったりの内容でした。
というよりもそれ以上にしっかりと学習ができる内容になっていると私は思いました。
対象となる読者を「HTMLやCSSについてまったく知らない初心者」また「HTML5やCSS3をベースに、より本格的にWebページの作り方について学習したい方」としていることもあり、Web基礎、HTML基礎、CSS基礎がしっかりと記載。
内容は演習→解説→発展学習、そして各章の最後には理解度チェック演習がついているので、今までなんとなくコーディングしていた初心者や自信のない中級者の方も正しいスキルをつけることができるのではないでしょうか。
コーディングに特化した教科書
こちらの書籍は「コーディングに特化した」というだけあって、シンプルなコードにひとつひとつ丁寧な説明が書かれています。
Webページを作成する前に必要なスキルを知る第1章
こちらでは、Webページを作成する前に知っておいたほうが良い知識がまとめられています。
- Webページについて
- HTML5について
- 学習を始める前にやるべきこと
- 学習の方法
初心者がコーディングを勉強したいときに手にする書籍には、この辺の詳細は記載されていないことが多い気がします。まったくの初心者の人にとっては本当に助かる章ですね。
HTML・CSSの基本を学ぶ第2章・第3章
こちらでは「最も簡単なWebページを作る」章となっています。
まずは、HTMLの基本的な文法から、セクションに分けて文書を記述、文書構造までも考えてWebページを作ります。さらにCSSを使ってスタイル、レイアウトを設定。基本的なCSSの書き方から、みなさんが苦労するであろうfloatによる回り込みの設定や、より高度なCSSの文法まで学べます。
学習の仕方としては、先ほどもご紹介した以下の流れが自然とできる内容になっています。
- 演習・・まずはただひたすらコードを記載して、Webブラウザで表示確認
- 解説・・演習で利用したコードひとつひとつがどのような仕組みとなっているのか詳しく学習
- 発展学習・・穴埋め形式の演習で理解度をチェック
なんとなくコーディングをしていましたという方でも、この流れで学習することにより、自信を持ってコーディングをすることができるようになるんじゃないかなぁと思う仕組みです!
Webサイトで必ず必要なコンテンツを学ぶ第4章〜第6章
こちらではWebサイトに必ず必要な以下のコンテンツを学習します。
- メニュー作成
- 2段組のレイアウト
- iframeを使ったコンテンツ内容の切り替え
- テーブル作成
- フォーム作成
第2章・第3章と同様、演習→解説→発展学習の流れで進めていくことができるので、こちらもコーディングをしっかりと学習できる内容になっていますね。
特に、ボックスレイアウト・テーブルレイアウト設定・いろいろなコントロールなどは、イラストがとても分かりやすく、そしてページ数も満載なので、今までなんとなーく作業していた私にはとても参考になりました!
初心者にとって嬉しいコーディング教科書
これからWebページを作ろうとしている方にはオススメの1冊です。
サンプルファイルが例題一覧としてWebページに用意されているので学習が進め易い。WinやMac、ブラウザやテキストエディタなど個々の環境にも左右されないなど、ちょっとした優しさも良い点!
サンプルページのデザインがちょっと残念な気がしますが、そこはコーディングに特化した内容ということで・・・。
この1冊でしっかりと基礎を学び、次のステップに進めると、スキルアップし易いのではないかと思います!これからWebページを作りたいと思っている方はぜひ一度、手にしてみてください。