
コラージュ遊びのすゝめ
おはようございます!!元メイドのmai(仮)です。
最近やっとクリスマスツリーをしまいました。
本日はコラージュのお話です。
※photoshop・デザインなどを勉強し始めた方向けです。
突然ですが私はデジタルコラージュが大好きです。
デジタルコラージュとは、複数の画像を切り貼りして一つの画像を作ることです。『コラ』と呼ばれることもあります。
見たことがある方もいると思いますが、以前流行った照○、川○シェフ、EX○LEなどの~ください系もコラージュのひとつです。(ネタ系だけがコラージュではありませんが)
私も昔は職人ぶって色々と作っていました。。。
なぜ私がコラージュ遊びをすすめるのか
1.楽しんでソフトや画像を触ることができる
好きなデザインのサイトやバナーを真似してみたり、見るだけでもすごく勉強になります。
ただ、「勉強のため」とソフトを触っているとちょっと疲れちゃう・集中力が続かないこともありますよね…?
私はあります。そんなときは休憩も兼ねて、いわゆるクソコラ(くだらないコラージュの意)を作って遊んでます。
「これができない」「あれができない」という考えよりも、
「どうしたらこれができるんだろう?」というわくわくしたものに繋がりやすいと思います。
2.『見る力』を養えたり『ネタのバリエーション』が増える
実際にコラージュを作って遊んでみるとわかると思いますが、自分が頭に思い描いたものを作るにはある程度の技術が必要となってきます。
人物の切り抜き方、フォントの選び方や作り方、画像のレタッチ、などなど他にもたくさんありますが、ひとつひとつの作業が完成度にも関わります。
似たものを作ってはみたけど何かが違う。どこが違う?余白の使い方?フォントの大きさ?色使い??人物と背景を上手くなじませるにはどうしたら?
と考えているうちに「見る力」も養われます。
制作した例
文章だけだとわかりにくいと思うので実際に制作した簡単な例をあげてみます。
「コップのフ○子さん風にしつつ、魔法少女風なタイトルにしたいなー」という感じで作ってみました。あ、そんなに強い心を持ち合わせて居ないので「アラサー自重しろ」などのご意見は心の中にしまっておいてくださると助かります。
使用したもの
- 某魔法少女のコスプレ写真(矛盾してますが写真が苦手なのでこういう写真しかありません)
- ビールジョッキの写真
- なんとなく加えてみた清野さんの写真
行った作業
- コス写真:ペンツールでパスを作成し切り抜く(個人的には自動選択ツールよりもペンツールを使った方が応用が利くしベジェ曲線の勉強にもなると思います。)。1枚は逆さまにして髪の毛や腕を切り取って方向を変えたり、コピースタンプツールで細かい部分を調整。足の部分は珍しくパペットワープなど使ってみたり。ドロップシャドウなどの効果。
- 清野さんの写真:ペンツールでパスを作成し切り抜く。半透明にしたあとに指先ツールでなじませる。
- ジョッキの写真:少し明るさを調整。などなど。
コス写真で行った作業の説明を簡単に写真付きで。
1.ペンツールで切り抜く。
2.こんな感じになります。必要に応じて明るさや色味の調整も。
3.「変形」で逆さにする。
4.腕と髪の毛の部分を逆さにしたいので、再びペンツールを使いパスを作成し、レイヤーを複製。さらにそのレイヤーを複製し、変形で「水平方面に反転」させる。
5.パズルのように組み合わせる。この時角度を変えたりして、ベースの画像に合わせる。ちょっと怖いけどこんな感じ。
6.いらない部分を消す。コピーした腕と髪のパーツはロックをかけて、ベースの画像の腕や髪をペンツールでパスを作って削除するか、消しゴムで消していきます。今回は小さい画像なので消しゴムでざっくり消しました。細かい部分は指先ツールとコピースタンプで修正します。
7.指先ツールで髪の流れを出したり逆さになってボサボサになった感じを出します。
8.スカートと腕の部分は、スカートの一部分をコピースタンプツールでちまちまと腕の部分にぺたぺたしていって腕を消します(画像はその過程)。
9.レイヤーがばらばらなので、これを一つに統合して完成。
ちょっと大きい画像で見ると粗さが目立ちますが…。
一見単純に切って貼っただけに見えても、ちまちまとPhotoshopのツールを使っています。(もし機会があれば過程ももう少し細かく書こうと思います。)
「切り抜いて貼るだけ」ではなく、色々なツールを使うことで勉強にもなるし、自分の作りたいものにも近づきます。
家で練習するなら、アニメや映画、広告やゲームのパッケージなどのパロディが作りやすいので個人的にはおすすめです(外に発信する場合には著作権などがあるのでご自分で色々確認してください。)。ロゴやアイコンはIllustratorで作成して…というのも楽しいと思います。
「これはどのフォントなんだろう?」「どういった効果を使ったらこうなるのかな?」「顔と身体を違和感なく合成するにはどうしたら…?」そんな疑問を自分で解決していくうちに、自分でも驚くくらい上達します。突然「~ください」というクソコラを依頼されても作れるようになります。
私もまだまだ勉強中ですが、試行錯誤しながら作るのは時間を忘れるくらい楽しいし、コラージュはPhotoshopやIllustratorと仲良くなる道だと思います。